イタリアのホットワイン、vin brulé(ヴィン・ブリュレ)を描いていきます。
vin bruléは、ワインに砂糖やシナモンなどのスパイス類, オレンジやレモンなどのフルーツを入れて煮た飲み物で、とても良い香りがします。
友達のイタリア人に教えてもらったのですが、クリスマスの時期には街がvin bruléの香りでいっぱいになるそうです。良い香りに包まれた街、実際に行って見たいです。
制作過程
ラフ
私はラフは紙で作成するのが好きです。
出先にノートを持って行って、時間があるときに思い浮かんだものを描いていると、良いアイデアをみつけられることが多い気がしているのでそうしています。
今回のラフはこんな感じ。
ヴィン・ブリュレを描くぞ…と決めたところから、グラスの形と周辺のオブジェクトを考えて、湯気のようなものがあったら暖かい感じや良い香りがすることが感じられるかな?と加筆して…という流れで作成しました。

線画
ラフの段階では全体のバランスをとっただけなので、オレンジの果肉部分が雑だったり、グラスの形が整っていなかったりします。綺麗に形を整えて、オブジェクトの細部も丁寧に描いたものがこちらです。
今回は主線なしの作品にしたいので、完成した作品にこの線はでてきませんが、この線は以降の工程でとても役に立ちます。

配色
塗りながら全体のバランスをとるのが苦手なので、最初に大雑把に配色をしています。べた塗りのペンでそれぞれのオブジェクトに色をザッと落としていく感じ。
今回はこのような配色に決定しました。

背景色をオレンジ色にして、湯気の色をワインの色に近づけたものと悩みましたが、スッキリまとまっている&私が好きな色合いであることから上の配置にしました。

配色が決まったため、ここから丁寧に塗っていきます。
完成
完成した作品がこちらです!
線画の段階までは、星みたいな形のスパイス、スターアニスがハルくんの足元にありましたが、バランスの関係でなくなりました。
また飲みたいな、飲んでみたいな…と思えるイラストにできたのではないかなと思います。
ワインに沈んだスターアニスとオレンジを描くのが難しかったです。

終わりに
今回はヴィン・ブリュレを描きました。
そばにいる猫は「ジト目猫のハル」というオリジナルキャラクターです。
今回描いたヴィン・ブリュレは「ハルくん×食べ物」というシリーズでTwitterに投稿している作品の9番目です。Twitterのイラストアカウントはこちら。
こちらのブログサイトの他に、イラストレーターとしてのWebサイトもあるので、覗いてもらえると嬉しいです!
コメント